オワコン化した義務教育

現代矛盾

信者くん、宿題やるんじゃなかったのかね

自分は、気づいてしまったんです。宿題なんてやっていてはいけないと、受動的に課された課題ではなく、自分が主体的に行動する事が自分の成長につながるのと。

なんかすごい達観したこと考えてるね

宿題など、悪しき義務教育が産み落とした、負の遺産ですよ。というか義務教育ってオワコン化してませんか。自分で考えて行かないといけない時代にひたすら言われたことをやるなんて、やっぱりオワコンですよ、教育者は……

ストップ、信者くん。まぁ確かに義務教育というものは今の時代には合ってはいないね。それは義務教育が誕生した時代背景とが原因なんだよ

義務教育とは

              
義務教育とは、国や政府、国民・保護者などが子供に受けさせなければならない教育のことであり、義務教育の制度は、近代史における重要な役割を果たしている。

工業化が進む、それに伴い最低限の常識や知識を教える場が必要になった、というのも義務教育の誕生の一つにありますが、本当はもっと別の理由があったのです。

義務教育、工業化、アンドリュー・ウール

19世紀のイギリスの社会学者、アンドリュー・ウールはこのように言っています。

「いったん成長期を過ぎてしまったら、農民の子でも職人の子でも、優秀な工場労働者に仕立てるのは不可能である。若者を、あらかじめ産業制度用に育てられれば、あとの仕込みの手間が大幅に省ける。
すなわち公共教育こそ、産業社会には不可欠である。」

これに対して、トフラーはこのように分析しています。

「工場での労働を想定して、公共教育は基礎的な読み書き算数と
歴史を少しずつ教えた。だがこれは、いわば『表のカリキュラム』である。
その裏には、はるかに大切な裏のカリキュラムが隠されている。
その内容は三つ。今での産業主導の国では守られている。

・時間を守ること
・命令に従順なこと
・反復作業を嫌がらないこと

この三つが、流れ作業を前提とした工場労働者に求められている資質だ」

要するに、義務教育とは工場労働者を育成する、職業訓練施設なのです。

やっぱり、都合のいい労働力としてこき使うためのじゃないですか

まぁ、このおかげで工業力が飛躍的に上がったから、一概に悪いというわけではないけどね。それに、元々稲作社会で、ある程度義務教育の3つの要素は持っていたからね。

工場労働者は成り立たなくなっている

              

グローバル化が進み、工場はアジアなどの人件費が少ない場所に移りました。旧来の工場労働者を育成する教育をしていても、既に働き口である工場が日本国内では縮小している一方であり、AI、ロボットなどの発展により単純労働者が必要ではなくなったのです。

もし単純労働者が必要な場所があるとしたら、その会社は高い給料を払ってはくれません。なぜなら高い給料を払うなら機械の導入、しかしそれよりも人を雇うほうが安い為雇っているという場所ばかりです。

国、企業が国民を見捨てた今、義務教育脳の人がオワコンになてしまう

国は、年金など老後の面倒を見ることもなく、税金を更にあげ若者にも高齢者にも還元せずに自分でなんとかしろと言っている状態です。会社側も国内景気が落ち込んでいる中、簡単には賃金の上昇、雇用促進、福利厚生などは出来ない状態にあります。

義務教育は今までの社会システムを成り立たせる基礎であり、その社会システムが崩れかけている今、基礎である義務教育自体も崩れかけているのです。

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